【Digispark】マウス操作!売れているらしい・・・!

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【Digispark】
マウス操作!
売れているらしい・・・!

こんにちは、管理人のomoroyaです。

 

テレワークの普及で変なものが売れている。

何のためにと思うが需要があるということは・・・である。

建前上は・・・

  • すぐにログオフするからそれを避けたい・・・
  • スクリーンセーバーになるのを防ぎたい・・・
  • パスワードの再入力を防ぎたい・・・

らしい。

 

呼び方も様々。

マウスジグラー」「スクリーンセーバーキラー」「マウスムーバー」「スリープキラー」・・・

 

それがこちら。

※prime対応、Amazon’s Choise 売れているってことらしい・・・。

 

同じようなもので、下記のようなものも。

 

まあ、結構な値段です。

そんなお値段かけなくても「Digispark」と「Arduino IDE」があれば簡単に作れます。

DIYってやつですね!

管理人的には、小さく、色々遊べる電子工作に最適な「Digispark」です。

Digispark」はHIDデバイス
→デバイスマネージャーではHID準拠マウスとして認識されます!

キーボード、マウス機能を持つ機器の製作にとても便利。

キーボード、マウスとして作動させるためのライブラリーも用意されています。

そのため簡単にプログラムを作成可能。

 

例えば下記などであれば、1個あたり数百円でOK。
※prime:対応 出荷元:Amazon

 

上記の在庫がない場合
※prime:対応 出荷元:Amazon

 

ちなみに、1年ほど前に比べると値段が上がっていると思います。

といっても、1個あたり500円~600円程度で購入できます。

半導体不足による品薄なのか・・・、売れているからなのか・・・。

 

ということで、「Digispark」で「マウスジグラー」の代替品を作ってみます。

作るといっても、「Digispark」を「Arduino IDE」に認識させて、マウス操作をさせるだけ。

 

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Digispark Kickstarter ATTINY85 仕様

まずは「Digispark Kickstarter ATTINY85」の仕様を確認していきます。

■Digispark Kickstarter ATTINY85 仕様一覧

項目 仕様
Arduino IDE 対応
電源 USB電源:DC 5V
外部電源:7~35V(12V以下推奨)
→基板上のれグレーターで5V/500mAに高圧
USB端子 規格:Type-A(パソコンに直接接続可能)
I/O All pins can be used as Digital I/O
Pin 0 → I2C SDA, PWM (LED on Model B)
Pin 1 → PWM (LED on Model A)
Pin 2 → I2C SCK, Analog In
Pin 3 → Analog In (also used for USB+ when USB is in use)
Pin 4 → PWM, Analog (also used for USB- when USB is in use)
Pin 5 → Analog In
フラッシュメモリ 8KB(ブートローダで約2KB使用)
LED 搭載(電源、動作確認)
HID
(Human Interface Device)
対応
キボード、マウスとして認識されるデバイス
※マウスのように動かせるってことですね・・・。
シールド 「Digispark」数多くのシールドがあり、色々と遊べるやつです!

 

■実物

digispark_mouse-01

注意
Digisparkには短絡または逆極性保護がありません。
Digisparkの電源ピンに電源を逆方向に接続すると、ほぼ確実に破壊されます。
短絡した回路をコンピューターに接続すると、コンピューターやそのUSBポートが損傷する可能性があります。
公式によると
DigisparkをUSBハブ経由で接続することを推奨しています。
USBハブへの短絡による損傷が制限されることがあるらしいです。

 

ここから「Digispark」を「Arduino IDE」に認識させる方法を解説していきます。

 

Arduino IDE  インストール

Arduino IDE」の導入方法は下記記事を確認ください。

 

Digisparkのインストール手順と接続

ここからは、Digisparkを使うための前準備の解説です。

注意
この時点ではPCのUSBに「Digispark」は挿入しない!

 

インストール手順

1.「Arduino IDE」を起動してください。

2.「ファイル」→「環境設定

digispark_mouse-02

 

3.「追加ボードマネージャのURL」へURLを追加する(赤矢印の部分をクリック

digispark_mouse-03

 

4.「http://digistump.com/package_digistump_index.json」を記載してOKをクリック

digispark_mouse-04

 

5.「ツール」→「ボード」→「ボードマネージャ…」選択

digispark_mouse-05

 

6.「Digistump AVR Boards」をインストール

digispark_mouse-06

 

7.「ボード」→「Digistump AVR Boards」→「Digispark(Default – 16.5mhz)」を選択

digispark_mouse-07

 

これで「Digispark」のインストールは完了です。
※「Arduino IDE」を一度再起動してください。

 

サンプルスケッチによる動作確認

次に、サンプルスケッチ(コード)を読んで「Digispark」動かしてみましょう。

starat」というサンプルスケッチを利用します。
※「Digispark」をインストールしたことで登録されています

digispark_mouse-08

 

下記が読み出しだサンプルスケッチです。

ArduinoおなじみのLチカのスケッチですね!

// the setup routine runs once when you press reset:
void setup() {                
  // initialize the digital pin as an output.
  pinMode(0, OUTPUT); //LED on Model B
  pinMode(1, OUTPUT); //LED on Model A  or Pro
}

// the loop routine runs over and over again forever:
void loop() {
  digitalWrite(0, HIGH);   // turn the LED on (HIGH is the voltage level)
  digitalWrite(1, HIGH);
  delay(1000);               // wait for a second
  digitalWrite(0, LOW);    // turn the LED off by making the voltage LOW
  digitalWrite(1, LOW); 
  delay(1000);               // wait for a second
}

 

■書き込みについて

Arduinoと異なり、「Digispark」は書き込み手順が異なります。

Arduino
PCと接続した状態で書き込み可能
Digispark
①書き込みボタンを押す
②ステータスコントロールにPlug in device now.. (will timeout in 60 seconds )と表示
③メッセージが表示されたら60秒以内にDigisparkをPCのUSBへ挿入

 

上記を踏まえて、さっそくLチカを動かしてみましょう。

書き込みボタンを押します。

Running Digispark Uploader…
Plug in device now.. (will timeout in 60 seconds )

と表示されたら「Digispark」をPCのUSBに挿入しましょう。

digispark_mouse-09

 

書き込みが成功すると以下が表示されます。
※1 書き込みができないときはドライバがインストールされていない可能性があります。
※2 デバイスマネージャーで不明なデバイスになっていないか確認ください。

running: 100% complete
>> Micronucleus done. Thank you!

digispark_mouse-11

 

■動作結果

PCのUSBポートに挿入した「Digispark」のLEDが点滅していれば成功です!

矢印のLEDが1秒間隔で点滅します。

digispark_mouse-10

 

Digisparkにマウスの動作をさせる

ここからは、本題の「マウス」のように動作させるスケッチを考えていきます。

最初に「ボードマネージャ」にて「Digispark」を使えるようにインストールしたことで「Digispark」のライブラリも使えるようになっています。

スケッチ」→「ライブラリをインクルード」でも良いですし、下記を直接スケッチに描いてもOK。

使用するライブラリ
#include <DigiMouse.h>ライブラリのキーワードは以下
DigiMouse KEYWORD1
update KEYWORD2
moveX KEYWORD2
moveY KEYWORD2
scroll KEYWORD2
move KEYWORD2
setButtons KEYWORD2

詳細を知りたい方は下記を参照ください。
https://github.com/digistump

 

下記が管理人のサンプルスケッチ。

  1. カーソルが□を描くように一周
  2. 右クリック
  3. 右に移動
  4. 左クリック
  5. 左に移動
  6. 繰り返し
//【Digispark】マウス操作!売れているらしい・・・!
//「Digispark」でmouseの動作をさせるスケッチ
//https://omoroya.com/

#include "DigiMouse.h"

void setup() {
  DigiMouse.begin();        //USB起動、再起動
}

void loop() {
  
  //マウスカーソルの移動
  DigiMouse.moveY(50);      //下に50
  DigiMouse.delay(1000);    //1秒
  DigiMouse.moveX(50);      //右に50
  DigiMouse.delay(1000);    //1秒
  DigiMouse.moveY(-50);     //上にに50
  DigiMouse.delay(1000);    //1秒
  DigiMouse.moveX(-50);     //左に50
  DigiMouse.delay(1000);    //1秒
  
  //クリックもしてあげましょう!
  DigiMouse.setButtons(-1); //マウス右クリック
  DigiMouse.delay(1000);    //1秒
  DigiMouse.setButtons(0);  //マウス unclick
  DigiMouse.delay(1000);    //1秒
  DigiMouse.moveX(50);      //右に50
  DigiMouse.delay(1000);    //1秒
  DigiMouse.setButtons(1);  //マウス左クリック
  DigiMouse.delay(1000);    //1秒
  DigiMouse.setButtons(0);  //マウス unclick
  DigiMouse.delay(1000);    //1秒
  DigiMouse.moveX(-50);     //左に50
  DigiMouse.delay(1000);    //1秒
  
}

 

これを、応用すればパソコンに自動で何かさせられそうです。

繰り返し処理とか色々できそうですね。

 

まとめ

【Digispark】マウス操作!売れているらしい・・・!はここまで。

 

Digispark」小さいので、電子工作にはもってこいのマイコンです。

ちょっとしたものと組み合わせて、組み込みデバイスとして使えば面白い。

 

Arduino で遊んでいる方には、使いやすく面白いデバイスだと管理人は考えます。

今後、電子工作に使っていくのもよいなと思っています。

 

ぜひ一度、遊んでみることをお勧めします!

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上記の在庫がない場合
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